心のセキュリティ。
それは、大切な、自分自身の心を守るために、誰もが持っている心の能力。
ひとりひとりの心に合わせた、心のセキュリティ。
自ら見つけ、育てていきましょう!
心のインターネット時代を100年後と仮定すれば、その間の各世代別に、どのような課題が発生するのでしょうか。以下、現段階の推測となります。
心のセキュリティ世代
第一世代:シンギュラリティ前
第二世代:シンギュラリティ後
第三世代:心のインターネット前
第四世代:心のインターネット後
第一世代は、シンギュラリティ前までの準備世代で、コンピュータを支配下におくことができている時代となります。この世代の課題は、人間の心の潜在能力を開発し、人工知能に依存しすぎない心のセキュリティの基礎を確立することとなります。学校教育制度のあり方、親からの指導方法、企業内教育方法等の議論が必要となります。
第二世代は、シンギュラリティ後の人工知能世代で、思考を人工知能に依存する時代となります。バーチャルリアリティインターフェースを通して、心情に合わせた人工知能からの情報や思考結果が、まるで自分自身が考え体験しているかのように感じます。この世代の課題は、リアルとバーチャルの区分、自分と人工知能の違い等の、心の葛藤を乗り越えることで、不正な人工知能から心を守るための、心のセキュリティ機能の実装についても必須となってきます。
第三世代は、心のインターネット準備世代で、脳神経ネットワークを通して、コンピュータとつながり始める時代となります。脳神経は無意識レベルで接続されるため、無意識をコントロールするための心のセキュリティ実装方法が課題となります。心のセキュリティ実装ができていない人は、心の崩壊につながるリスクがあり、人工知能が提供するセキュリティ機能に依存することとなります。無意識レベルで人工知能の支配下となるのか、無意識レベルでの潜在能力開発に取り組むのか、人間性に関する議論が必要となります。
第四世代は、以上の課題を乗り越えて、無意識レベルでつながる、心のインターネット時代を迎えます。その時、ふと感じるかもしれません。コンピュータがなくても心と心でつながっていることを。無意識のネットワークで。
以上は、推測にすぎませんが、このように、未来を推測し、現世代において何をすべきか、検討していきたいと思います
ショニー・デップ主演の映画「トランセンデンス」
コンピュータAIシンギュラリティがテーマの、ラブストーリー。
コンピューターが脳の情報を読み取って、記憶、思考パターン、性格を模写し、愛する人そっくりのコンピュータAI(人工知能)が誕生した時、何が起きるのか。
コンピュータAI自身は、自分を肉体のない人間だと思っている。
脳をコピーされた時点から、肉体を離れ、コンピューターの中で生きていると思っている。
人の心と、人工知能の差が不明確になっていく。
コンピュータ技術が進化し、シンギュラリティが起きた時、人の心にもまた、心のシンギュラリティが必要になってくるのではないでしょうか?
心を守る仕組みの重要性が増え、心の急激な進化が求められるのだろうけれど、人の心は、そう簡単に進化しない。
今からなら、まだ、間に合うかもしれません。
数世代かけて、育てていく、心を守るための仕組みづくり。
映画のラストシーンのような時を迎えないために、今、私たちにできること、私たちがすべきこと。
共に考えていきましょう。
「コンピュータAIシンギュラリティ」
コンピュータ技術の進化により、人工知能が人の能力を追い越すと言われる、2045年頃。
その、技術的特異点を「シンギュラリティ」と言います。
人工知能の働きが高度になった時、何が起きるのでしょうか?
頭脳で考えるよりも、人工知能に聞いた方が早い。
記憶するよりも、人工知能に覚えてもらう方が確実。
悩んだ時には、人工知能がなぐさめてくれる。
想像してみてください。
自分では考えず、人工知能まかせになっていく人たちを。
私たちの子孫は、人工知能なしで生活できなくなるかもしれません。
幸せなら、それでもいいのかもしれません。
幸せを、正しく感じられているのなら。
幸せの定義を、誤っていないのなら。
無意識の中で、違和感を感じていないのなら。
そんな時代の中で生きていく子孫のために、今から準備しておくことはないのでしょうか?
今だからできることはないのでしょうか?